~ねこは“癒し”か“もふもふ”か?~
SNSや街中で見かける愛くるしい姿。私たちの日常に自然と溶け込んでいる「ねこ」たち。飼っている人はもちろん、そうでない人も、その姿に思わず顔がほころんでしまうのはなぜでしょうか?
今回は、ファミペイアンケートの結果に加え、ファミリーマートで毎年人気の「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」のPOSデータも活用して分析。ねこへの愛着度から、「ねこパッケージ」に思わず手が伸びてしまう購買心理まで、「ねこ事情」を紐解いていきます。
ファミペイ会員1,502人に「ねこは好きですか?」と尋ねたところ、約7割(69.8%)が「好き」と回答しました。
一方で、ねこの飼育経験を尋ねてみると、現在ねこを飼っている人は約1割(11.7%)、過去に飼育経験がある人を含めても35.4%にとどまっており、6割以上は飼育経験がないことが分かりました。
さらに、これまで一度もねこを飼ったことがない人に限定しても、半数以上(57.6%)が「ねこが好き」と回答しており、ねこへの関心は飼育有無を超えて広がっていることが明らかになりました。
では、こうした「ねこ好き」の心理は、ねこ関連商品への興味にどう影響しているのでしょうか?
ファミリーマートで昨年実施した「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」の対象商品を手にした人に絞ってさらに深掘りしたところ、《飼育経験者》は全体の平均(35.4%)と比べて+8.4ポイントの43.8%でした。経験者ならではの「共感」が、ねこ関連商品に手が伸びる鍵となっているようです。
一方で、購入者の過半数(56.2%)は非飼育層が占めています。
購買データから、ねこ関連商品は「ねこ」と接する飼育経験者の反応がより強い傾向があるものの、飼育経験の有無に関わらず、幅広い層から親しまれているということが分かりました。
一緒に暮らしている人はもちろん、事情があって飼えない人にとっても、こうした商品は「ねこ」を身近に感じられる大切な存在。環境の違いこそあれど、それぞれの「ねこ愛」の形がありそうです。
ねこのパッケージや肉球の形をした商品に一目惚れして、つい買ってしまう経験をした方もいるのではないでしょうか。「ねこをモチーフとした食品・飲料を買ったことがありますか?」という設問では、全体の4割(40.5%)が購入した経験があると回答しています。
全体 (n=1,502)
ねこをモチーフとした食品・飲料を購入した理由をさらに深掘りすると、あるユニークな特徴が浮かび上がってきました。
購入者に理由を尋ねたところ、実に7割以上(72.9%)が「かわいいから」と回答しており、「美味しそうだったから」(10.7%)や「SNSで話題だったから」(1.3%)といった項目を大きく上回る結果となりました。味は重要な要素の一つですが、ねこ商品に関しては「美味しそう」という機能的な価値以上に、「かわいい」という感情的なときめきが購入のきっかけとなっているようです。
※ねこをモチーフとした食品・飲料を買ったことがあると回答した人
さらに、どのようなシーンでこれらの商品が利用されているかを見ると、「自分へのご褒美として」(41.2%)が最も多く、次いで「コーヒータイムや休憩のお供として」(23.0%)という結果でした。
ここから見えてくるのは、ねこモチーフの商品が単なるモノではなく、日々の生活の中で自分をねぎらうための「ご褒美消費」として機能している実態です。それは感情的な満足感を得るための、ささやかでパーソナルなセルフケアの一環とも捉えられるでしょう。
※ねこをモチーフとした食品・飲料を買ったことがあると回答した人
ここ数年はSNSで企業アカウントの投稿が盛んになるなど、年々盛り上がりを見せている2月22日の「ねこの日」。
ファミリーマートでも「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」キャンペーンとして、ねこをモチーフとしたパッケージの商品を発売していますが、人々は「ねこの日」をどう見ているのでしょうか。
「ねこの日」の認知度について尋ねたところ、認知度は約6割(60.8%)に達しており、「知らなかった」(39.2%)という人も約4割にのぼるものの、季節のイベントとして定着し始めていることがわかります。
実際に「ねこの日」に発売された商品をどのように購入しているか尋ねたところ、最も多かったのは「店頭で出会って買う」(73.7%)という回答でした。
次いで「SNSで見てから買う」(13.1%)、「その他」(6.7%)と続き、「毎年ルーティンで買う」(3.3%)や「発売日に即買い」(3.1%)というコアなファン層も見られます。
この結果から、多くの人は事前に情報を収集して欲しい商品を狙い撃ちするよりも、ふと立ち寄ったお店でかわいい商品に出会い、その場の直感やときめきで購入に至っているケースが多いことがうかがえます。
※ねこをモチーフとした食品・飲料を買ったことがあると回答した人
店頭で出会う「かわいさ」にときめく一方で、最近ではその一歩先、ねこたちを取り巻く環境にも目を向ける人が増えているようです。
「ねこの日」と聞いて何を思い浮かべるか尋ねたところ、最も多かったのは「ねこ好きのためのイベント」(39.1%)でしたが、注目すべきは「ねこの保護活動」(17.4%)という社会的な側面も一定数存在している点です。ねこへの愛情を確認する日が、社会貢献への入り口としても認識され始めています。
「ねこの日商品が、保護ねこ支援など社会貢献につながるとしたら購入したいと思いますか?」と尋ねたところ、全体の4割以上(45.9%)が肯定的な意向を示しました。 特に「ねこ好き」層では6割以上(61.5%)に達しており、「ねこを守りたい」という皆さんの純粋なやさしさが、こうした支援への高い関心につながっているようです。
全体 (n=1,502)
ねこが好きと回答した人 (n=1,048)
支援の形式としては、「商品購入で寄付につながる」(43.3%)がトップ。 日常のお買い物の中で「ついで」に参加できる支援こそが、最も手軽で魅力的な選択肢であることが浮き彫りになりました。
最後に、ねこが好きと回答した人に「ねこをひとことで表すと何か」を尋ねたところ、最も多かった回答は「癒し」(49.4%)でした。次いで「もふもふ」(20.6%)、「家族」(17.9%)と続きます。
ここから読み取れるのは、ねこ好きが求める価値の大きな要因が「癒し」であるという点です。 忙しい日々の中で、ねこの存在は心の安らぎとなり、多くの人が求める穏やかさや安心感を満たす役割を担っているのかもしれません。
※ねこが好きと回答した人
今回の調査を通じて、ねこモチーフの商品が単なる「流行」ではなく、私たちの心に「癒やし」や「幸福感」をもたらし、さらには「守りたい」というやさしい気持ちを繋ぐ大切な存在であることが見えてきました。
お店で出会う「かわいい」というときめきが、自分へのご褒美になり、そしてどこかのねこの支えになる。 そんなポジティブな循環が、「ねこの日」をきっかけにさらに広がっていくのかもしれませんね。
調査期間:2025年12月19日(金)~2025年12月25日(木)
調査対象:全国の10代~60代以上の男女(有効回答数:1,502名)
調査方法:インターネット調査
調査データ:全国のファミリーマート店舗におけるID-POSデータ